ラサ工業(4022)は、化学品や肥料、電子材料などを手掛ける企業で、特にリン酸関連製品で強みを持っています。近年では半導体材料や電池関連分野への展開も進めており、成長分野でのポジショニングが注目されています。本記事では、ラサ工業を著名投資家の視点から評価し、ポートフォリオに組み入れるべきか検討します。
目次
今回のシミュレーションでは、以下の条件を基に計算を行います。
- 購入日:2024年3月4日
- 評価日:2025年3月5日
- 購入株数:100株
- 1株あたり購入価格:2,528円
- 合計購入金額:252,800円
直近でラサ工業の1株あたり配当金は91円でした。これに基づき、100株保有していた場合の配当金リターンを計算します。
- 1株あたりの配当金:91円
- 100株ベースの配当金:9,100円
- 配当利回り:3.66%
配当金は安定的な収入源であり、投資家にとって重要なポイントのひとつです。
ラサ工業の株価は、2024年3月4日時点の2,528円から2025年3月5日時点で2,624円まで上昇しました。これにより、株価変動リターンは以下の通りとなります。
- 株価取得価格:2,528円
- 1年後の株価:2,624円
- 株価変動額:96円(100株ベースで9,600円)
- 株価変動リターン:4%
株価変動は、投資において最も重要な要素のひとつです。投資家は、企業の業績や市場環境などを注視し、株価変動を正確に予測することが求められます。
現在、ラサ工業の株主優待情報はありません。
株主優待は、投資リターンをさらに充実させる魅力的なポイントです。
配当金リターン(3.6%)、株価変動リターン(4%)を合算すると、ラサ工業の1年間のトータル・リターンは以下の通りです。
- 配当金リターン:9,100円
- 株価変動リターン:9,600円
- トータル・リターン:7.6%
ピーター・リンチの視点では、ラサ工業は「ニッチ市場で競争優位を持つ企業」として評価できるでしょう。特定の分野で強いシェアを持ち、技術力に裏打ちされた安定した収益基盤がある点が魅力です。一方で、事業の一部が景気の影響を受けやすいため、成長性を見極める必要があります。
バフェットの視点では、化学品メーカーのビジネスは一般的に「競争が激しく、価格決定力が弱い」ため、長期投資の対象としては慎重になる可能性があります。ただし、特定分野での独自技術が競争優位となる場合、バフェット流の「経済的な堀(moat)」を持つ企業として評価できるかもしれません。
- 成長分野(半導体・電池関連)に強みを持つため、今後の展開に期待できる
- 景気敏感な事業も含まれており、業績の変動リスクは注意が必要
- ニッチ市場での競争優位を持つ点は魅力的だが、安定的な利益成長が続くか要チェック
成長分野のシェア拡大が進めば、ポートフォリオの成長株枠として魅力的な選択肢となるでしょう。
ラサ工業(4022)は、化学品・電子材料分野で独自の強みを持つ企業であり、特に成長分野への展開が期待されます。しかし、景気の影響を受ける事業も含まれており、業績の安定性には注意が必要です。今後の事業成長や市場環境を見極めながら、慎重に投資判断を行うことが重要です。

- 2級ファイナンシャルプランナー技能士として、投資をもっと身近に感じられるように分かりやすさ第一で発信します。