株式投資を始めたばかりの方に向けて、今回は「大林組(1802)」を取り上げ、その投資魅力を探っていきます。配当金、株価変動、株主優待、さらにトータル・リターンまでシミュレーションを通じて詳しく解説します。
果たして、大林組はポートフォリオに加えるべき銘柄なのか? そして、著名投資家の観点からはどのように評価されるのか? 早速見ていきましょう。
目次
今回のシミュレーションでは、以下の条件を基に計算を行います。
- 購入日:2024年11月15日
- 評価日:2025年11月18日
- 購入株数:100株
- 1株あたり購入価格:2,040円
- 合計購入金額:204,000円
直近で大林組の1株あたり配当金は81円でした。これに基づき、100株保有していた場合の配当金リターンを計算します。
- 1株あたりの配当金:81円
- 100株ベースの配当金:8,100円
- 配当利回り:3.97%
配当金は安定的な収入源であり、投資家にとって重要なポイントのひとつです。
大林組の株価は、2024年11月15日時点の2,040円から2025年11月18日時点で2,831円まで上昇しました。これにより、株価変動リターンは以下の通りとなります。
- 株価取得価格:2,040円
- 1年後の株価:2,831円
- 株価変動額:791円(100株ベースで79,100円)
- 株価変動リターン:39%
株価変動は、投資において最も重要な要素のひとつです。投資家は、企業の業績や市場環境などを注視し、株価変動を正確に予測することが求められます。
現在、大林組の株主優待情報はありません。
配当金リターン(3.97%)、株価変動リターン(39%)を合算すると、大林組の1年間のトータル・リターンは以下の通りです。
- 配当金リターン:8,100円
- 株価変動リターン:79,100円
- トータル・リターン:42.97%
- バフェットの視点:大林組は、高い技術力と豊富な実績を持つ国内大手ゼネコンであり、安定した収益基盤を有しています。東京オリンピック後の建設需要の変動や原材料価格の高騰といったリスクはありますが、技術力とブランド力は競争優位性となり、長期的な視点での投資対象として注目できます。株価の割安性を確認することが重要です。
- ピーター・リンチの視点:大林組は、建設という一般投資家にも理解しやすい事業を手掛けています。特に、都市再開発やインフラ整備といった分野での成長が期待できます。現場を観察し、建設需要の増加や技術革新といった変化を実感することで、投資判断に役立てることができます。今後の成長ストーリーに注目です。
大林組(1802)は、安定した配当と株価上昇によるリターンが期待できます。しかし、建設業界全体の景気変動リスクも考慮が必要です。安定的な収益を重視する投資家には適していますが、高成長を求める場合は慎重な検討が必要です。
大林組 (1802) は、国内大手ゼネコンとして安定した収益基盤を持ちますが、建設業界特有の景気変動リスクには注意が必要です。配当と株価上昇によるリターンは魅力的ですが、ポートフォリオ全体のバランスを考慮し、慎重な投資判断が求められます。
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