アルフレッサ ホールディングス(2784)は、医薬品・医療機器の卸売を手掛ける国内トップクラスの企業です。安定した需要が見込まれる医薬品流通業界において、全国ネットワークと強固な取引基盤を持つ点が特徴です。本記事では、1年間のシミュレーション結果と著名投資家の視点からアルフレッサを分析し、ポートフォリオに組み入れるべきかを考えます。
目次
今回のシミュレーションでは、以下の条件を基に計算を行います。
- 購入日:2024年3月1日
- 評価日:2025年3月4日
- 購入株数:100株
- 1株あたり購入価格:2,225円
- 合計購入金額:222,500円
直近でアルフレッサ ホールディングスの1株あたり配当金は70円でした。これに基づき、100株保有していた場合の配当金リターンを計算します。
- 1株あたりの配当金:70円
- 100株ベースの配当金:7,000円
- 配当利回り:3.09%
配当金は安定的な収入源であり、投資家にとって重要なポイントのひとつです。
アルフレッサ ホールディングスの株価は、2024年3月1日時点の2,225円から2025年3月4日時点で2,039円まで下がりました。これにより、株価変動リターンは以下の通りとなります。
- 株価取得価格:2,225円
- 1年後の株価:2,039円
- 株価変動額:-186円(100株ベースで-18,600円)
- 株価変動リターン:-8%
株価変動は、投資において最も重要な要素のひとつです。投資家は、企業の業績や市場環境などを注視し、株価変動を正確に予測することが求められます。
現在、アルフレッサ ホールディングスの株主優待情報はありません。
配当金リターン(3.15%)、株価変動リターン(-8%)を合算すると、アルフレッサ ホールディングスの1年間のトータル・リターンは以下の通りです。
- 配当金リターン:7,000円
- 株価変動リターン:-18,600円
- トータル・リターン:-4.85%
ピーター・リンチの視点では、アルフレッサは「安定成長型企業」として評価されるでしょう。医薬品流通は景気の影響を受けにくく、長期的な需要が見込まれる業界のため、安定したキャッシュフローを生み出しやすい事業構造を持っています。ただし、規制の影響を受けやすく、利益率の改善が難しい点は注意が必要です。
バフェットの視点では、「安定した収益基盤を持つビジネス」として一定の魅力がありますが、価格決定力の弱さが課題です。医薬品流通業界は競争が激しく、利益率が低いため、バフェットが好む「強い経済的な堀(moat)」を持つかどうかは疑問が残ります。一方で、業界内のシェアを着実に拡大している点はポジティブな要素といえるでしょう。
- 景気に左右されにくく、安定した需要があるため、ディフェンシブ銘柄として有望
- 利益率の向上が課題であり、規制リスクを注視する必要がある
- 長期投資を前提とする場合、安定配当が期待できる点は魅力的
ディフェンシブなポートフォリオを構築する際には、安定性のある銘柄として組み入れる選択肢となるでしょう。
アルフレッサ ホールディングス(2784)は、医薬品流通業界の大手企業として、安定した収益基盤を持つ銘柄です。景気の影響を受けにくく、長期的な需要が期待できる一方で、規制や競争環境による利益率の低さが課題となります。ディフェンシブ銘柄としての安定感を重視する投資家にとっては、検討に値する企業といえるでしょう。

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