株式投資を始めたばかりの方に向けて、今回は「NTT(9432)」を取り上げ、その投資魅力を探っていきます。配当金、株価変動、株主優待、さらにトータル・リターンまでシミュレーションを通じて詳しく解説します。
果たして、NTTはポートフォリオに加えるべき銘柄なのか? そして、著名投資家の観点からはどのように評価されるのか? 早速見ていきましょう。
目次
今回のシミュレーションでは、以下の条件を基に計算を行います。
- 購入日:2024年12月26日
- 評価日:2026年1月14日
- 購入株数:100株
- 1株あたり購入価格:155円
- 合計購入金額:15,500円
直近でNTTの1株あたり配当金は5.2円でした。これに基づき、100株保有していた場合の配当金リターンを計算します。
- 1株あたりの配当金:5.2円
- 100株ベースの配当金:520円
- 配当利回り:3.35%
配当金は安定的な収入源であり、投資家にとって重要なポイントのひとつです。
NTTの株価は、2024年12月26日時点の155円から2026年1月14日時点で159円まで上昇しました。これにより、株価変動リターンは以下の通りとなります。
- 株価取得価格:155円
- 1年後の株価:159円
- 株価変動額:4円(100株ベースで400円)
- 株価変動リターン:2%
株価変動は、投資において最も重要な要素のひとつです。投資家は、企業の業績や市場環境などを注視し、株価変動を正確に予測することが求められます。
NTTでは,100株以上の保有でdポイント付与を受け取ることができます.
- 優待内容: dポイント付与
- 優待発生株: 100株
- 権利確定月: 3月 (確定日:月末)
配当金リターン(3.35%)、株価変動リターン(2%)を合算すると、NTTの1年間のトータル・リターンは以下の通りです。
- 配当金リターン:520円
- 株価変動リターン:400円
- トータル・リターン:5.35%
- バフェットの視点:NTTは通信インフラという経済的な堀を持ち、安定した収益基盤を誇ります。しかし、規制の影響を受けやすく、高成長は期待しにくい面も。経営陣の株主還元姿勢や、今後の事業展開、そして株価の割安さを長期的な視点で評価する必要があります。
- ピーター・リンチの視点:NTTは誰もが知る企業であり、ビジネスモデルは理解しやすいです。ただし、成熟産業であり爆発的な成長は期待できません。新規事業や海外展開に注目し、成長性と株価のバランスを見極める必要があります。現場の声を参考に、長期的な成長ストーリーを描けるか検討しましょう。
NTTは、安定した配当とdポイントの株主優待が魅力です。通信インフラという安定した収益基盤を持つ一方、成長性は限定的です。安定志向の投資家には向いていますが、高いリターンを求める投資家には慎重な検討が必要です。
上記の分析を踏まえ、NTTをポートフォリオに入れるべきかどうかは、以下の点を考慮して判断する必要があります。
- 自身の投資目標: 安定収益を重視するのか、高い成長性を求めるのか。
- リスク許容度: どの程度のリスクを許容できるのか。
- ポートフォリオ全体のバランス: 既に保有している銘柄との分散効果はあるか。
- NTTの財務状況: 業績や財務状況は健全か。
- 株価の割安度: 現在の株価は割安か、割高か。
これらの要素を総合的に判断し、自身の投資戦略に合致すると判断した場合に、NTTをポートフォリオに組み入れることを検討すると良いでしょう。
NTT (9432) は安定配当と優待が魅力ですが、成長性は限定的です。通信インフラという安定基盤を持つ一方、規制や競争の影響も受けやすいです。長期保有を前提に、慎重な検討が必要です。
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