株式投資を始めたばかりの方に向けて、今回は「カプコン(9697)」を取り上げ、その投資魅力を探っていきます。配当金、株価変動、株主優待、さらにトータル・リターンまでシミュレーションを通じて詳しく解説します。
果たして、カプコンはポートフォリオに加えるべき銘柄なのか? そして、著名投資家の観点からはどのように評価されるのか? 早速見ていきましょう。
目次
今回のシミュレーションでは、以下の条件を基に計算を行います。
- 購入日:2024年12月9日
- 評価日:2025年12月11日
- 購入株数:100株
- 1株あたり購入価格:3,499円
- 合計購入金額:349,900円
直近でカプコンの1株あたり配当金は40円でした。これに基づき、100株保有していた場合の配当金リターンを計算します。
- 1株あたりの配当金:40円
- 100株ベースの配当金:4,000円
- 配当利回り:1.14%
配当金は安定的な収入源であり、投資家にとって重要なポイントのひとつです。
カプコンの株価は、2024年12月9日時点の3,499円から2025年12月11日時点で3,775円まで上昇しました。これにより、株価変動リターンは以下の通りとなります。
- 株価取得価格:3,499円
- 1年後の株価:3,775円
- 株価変動額:276円(100株ベースで27,600円)
- 株価変動リターン:8%
株価変動は、投資において最も重要な要素のひとつです。投資家は、企業の業績や市場環境などを注視し、株価変動を正確に予測することが求められます。
現在、カプコンの株主優待情報はありません。
配当金リターン(1.14%)、株価変動リターン(8%)を合算すると、カプコンの1年間のトータル・リターンは以下の通りです。
- 配当金リターン:4,000円
- 株価変動リターン:27,600円
- トータル・リターン:9.14%
- バフェットの視点:カプコンは、「バイオハザード」や「モンスターハンター」といった強力なブランドと独自のゲーム開発技術で、安定した収益を上げています。デジタルコンテンツの販売比率が高く、高収益体質です。
- ピーター・リンチの視点:カプコンのゲームは一般消費者にも馴染み深く、ビジネスモデルを理解しやすいです。デジタル販売の成長や海外展開による成長性も期待できます。新作ゲームのヒットや既存IPの活用状況を観察し、株価との乖離を見つけることが重要です。
カプコンは、安定した収益基盤と成長性を兼ね備えた企業です。強力なIPによる収益性、デジタル販売の拡大、海外市場での成長が期待できますが、ゲームのヒットに左右されるリスクも考慮する必要があります。長期的な成長を期待する投資家にとって、ポートフォリオに組み入れる価値のある銘柄と言えるでしょう。
カプコン (9697) は人気ゲームIPを多数保有し、デジタル販売戦略で安定成長が見込めます。株価はやや割高ですが、長期的な視点での成長性を考慮すると投資対象として魅力的です。
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